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小さな決断、大きな飛躍 ー さよならマイクロソフト、こんにちはアップル 

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グランド・セントラルにあるアップル・ストアには、高齢者も多い

1980年代、コンピューターが一般企業に押し寄せてきた時代、そして、世界中が、コンピューターの様々な機種であふれ始めた頃、会社では、マイクロソフト、ウィンドウズが定番だった。私の事務所でも、ウィンドウズが中心で、アップルは、アーティストのような唯我独尊の人たちのものだというのが一般に言われていた。

だが、その後、ジョブスが去りアップルは終わりかと思われたにも関わらず、現在も、アップルは若者だけでなく、高齢者も惹きつけている。まだ”弱冠”と言えるトム・クック氏率いるアップルは、極めて堅調で、4年ほど前に開いたグランド・セントラル駅のアップル・ストアは、年齢、階層に関わりなく、朝は7時から夜は10時まで大勢の人を惹きつけている。

実は、私は、NYに居ながら、グラセンにアップル・ストアがあるとも気付かずにいた、都会の田舎者だったが、8月に日本から来た15歳の遠い親戚(先月のブログに載せた)の高校生が、グラセンで待ち合わせの場所としてアップル・ストアで、と言ったので、初めて行ってみた、というのが本当の処。行ってみて、初めて機種の一覧を見て、そのスマートなラップトップに魅せられたのである。私の家で使っているのは、マイクロソフトで、持ち運びには重く、それも数年経ち、そろそろ買い替えが必要だと思っていた頃である。

陳列してあった、アイ・マック・エアを持ち上げて驚いた。思いもしなかった軽さ!そしてカッコよさ!スマートで、優美なデザイン!

そして、ネットで、マイクロソフト対アップルでググってみたら、アップルがマイクロソフトよりも優れている8つの理由、などという記事があった。ハードウェア、バッテリーライフ、インターフェイス、無料で簡単にできるアップデート、ヴァイラス対策、販売店は自由選択、など、すべてについてアップルが優れている、とのこと。本当かどうかは、ともかく、幾つかでも当てはまるなら、考えても良い、という気になった。あの見てくれもいいし。

丁度、アメックスのギフト・カードが手に入ったこともあって9月11日に、iMacエアを購入した。それと同時に一年間有効の、プロの技術者との個人相談が年間99ドルで手にはいった。9月20日は、その3回目。50分間プロが一人つきっきりで、ありとあらゆる質問に答えてくれる。これが、私のような、自分勝手な使い方をする者にとっては、一番嬉しい特典だった。

予約がなくても、もし、困ったことがあったら、行列に並びさえすれば、順番に、相談員と話をすることが出来る。但し、こちらは、プロの相談員ではなく、販売員に毛がはえた程度の方達。内容は、予約制のプロは、格段にレベルが高かった。また、電話での相談も出来る。実際に試した感じでは、この電話の応対もプロ同様、非常にしっかりしていた。

買ってから、毎日少しずつ慣れ始めたのだが、この10日間での一番のネックは、日本語対応だった。このブログを書くにも、日本語設定が必要だ。買った当初は、毎日メールを読むことから始めたので、英語・日本語両方同じようにアクセス出来ることがわかり、こちらから日本語でメールを送ることはなかったので、気にもしなかったのだが、過去のドキュメントとか、表計算などを始めて、またブログ作成で日本語入力に注意がいくようになったのは、つい最近だ。

で、いろいろ試したのだが、日本語設定には、日本語用のキーボードが出てくるだけ。英語版のアルファベットを使って変換、というのが、出来ない。それで、20日朝、3回目の個人相談で聞いてみたのだが、対応してくれたジェシーという若い女性は、日本語用のキーボードを使う、としか知らなかった。マイクロソフトでは、abcで入力すれば、ちゃんと自動転換できた、と私が言っても、「私は、日本語は判らないので。。」というばかり。だが、マイクロソフトで出来たことが、アップルで出来ない訳がない、ジョブスさんなら、絶対、そうするはずだ、と、私が粘ると、彼女も、「それもそうねぇ」と言いだした。

大概の問題(顧客クレーム)は、顧客の意見の内容をサービス側がキチンと理解した時に、7割がた解決している、というのが、私の仕事からの経験である。だから、ジェシーが「ちょっと待ってね、」と、席を外した時、私は、直感的に、なぜか大丈夫だと思った。だが、一方で、私は、万が一の場合は、この真新しい日本語キーボードを覚えて使わなければいけないのか、と、暗澹たる気になったのも事実だ。アルファベットのボードの上に、カバーのようなのを置き、あ、い、う、え、お、の場所を一つづつ覚えていく、という全く寺子屋時代みたいな話になるかも、と。

暗い気分で、これは、あきらめてまたマイクロソフトに戻るべきか、と、思い始めた頃、ジェシーが連れてきたのは、デニさんという日本は東京の神保町に一年住んでいたという女性。彼女は、転換の話も、すぐ理解し、自分の機種でプログラムを調べて、こうしたらいいのでは、と言って見せてくれたのが、正しい(というか、私の慣れた)変換方式だった。それを見たとき、私は涙がでるほど嬉しかった。これよ、これ、と、二人に抱きつき、二人も、喜んでくれた。

今まで3回、毎回違ったプロにいろいろ教えてもらい、どのアップルの技師も、みな、客の要請を真面目に聞いてくれるエンジニアばかりだったが、この日は、特に切羽詰まったからか、本当に感動した。これこそが、アップルを世界中で皆がこぞって手にいれる原動力なのだろう、と、納得した次第。

今年の末には、マイクロソフトとアップルが提携を結ぶという業界の噂もある。マイクロソフトのゲイツさんには、腐る程の資金がある。対してアップルには、ジョブスさんの残した、顧客(スティーブ自身も含めて)の願いを正面から聴く、という姿勢(最初は、イヤな奴と言われながらも)、業界と顧客の期待を更に先取りして、歓声を挙げさせた製品の完成度の高さがある。この二社が提携すれば、世界の情報産業と、企業経営の手順や管理法は、さらに飛躍的に発展するのではないだろうか、と、ド素人の私も、期待してしまったのである。

同時に今回気づいたのは、今までは、仕事上の関連性と過去の経緯の情報管理から、毎回機種を変更するたびに、過去のデータを新機種に注入してきたのだが、現在は、過去のデータは、ハード・ディスクに纏めて納め、必要があれば、それを引き出すこととすれば、アップルは、常に立ちどころに最新の情報が入手できる。人生最後の書き置き、相続上の書類などもUBSに納めて、変更必要時に情報を改めることで、息子世代への書き置きとしては、結構安心できる。クラウドで、情報の管理は無限に近いとはいえ、昨今の漏洩などの記事を読むにつけ、やはり、個人の情報は、手元のみで管理することが必要であり、それが出来る環境整備も達成出来る、と、肩の荷が若干軽くなった気もしている。

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