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CRMセミナーに参加した 

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 仕事をしている時は、仕事絡みのセミナーには良く出席し、資格なども一生懸命取得した。
知らなかった事の多かった私は、アメリカ社会の常識、世間などは、こうした業界でのセミナーでも少しずつ身につけて行ったことも多い。お陰で、セミナーで隣に座る人とは、大概直ぐ話が弾み、同じ業界でも扱う商品が少しでも異なれば、知らずにいた分野についても、タダで教えてもらえることも多かった。

アメリカ人は、こうした点、実にアッケラカンと友達になり、業務上の知識や特殊なケース等も惜しみなく教えてくれる。実にありがたい人々だった。今回も、そうした人々が大勢集まった。場所は、コネチカット州ハートフォード近郊のクロムウェルという地区のクラウン・プラザ・ホテルで、水曜19日の午後1時から5時まで、木、金、20日、21日は朝8時から5時まで、という2日半の缶詰状態。50分毎に10分休憩、昼は一時間のみ。これで、2日半で3センチ厚さの教科書をカバーし、資格の欲しい人は、翌日の試験を受ける。それが受かれば、次のコースに出席し、そうしたコースを5科目テストに受かれば、Certified Risk Manager認定リスク管理官の資格称号をもらう。資格はすべて個人に属する。

私の場合、CPCU, CIC, AMIMを昔取得したので、、年一回、専門コースに参加することによって、以前の称号を継続できる、といういわばメンテナンス用の参加である。無論、新たにCRMを取得したければ、テストを受ける必要がある。
それでも、朝から晩までリスク管理の様々なアプローチを聴いていれば、今どきのリスク管理の見方が判るし、今回一番納得したのは、リスク管理の数値化が、予想以上に発達していたことだった。元々アメリカの経済学は、計量経済学といわれ、数値で価値を比較するやり方が多いと言われていたが、リスク管理を保険で処理する上でもその手法が取られている。

3センチ厚さの教科書の3分の一は、従来通りのリスクの考え方で違和感なく、これは、軽いセミナーになるだろうと思ったら、後半の数値化で、バッタリ足が止まった。過去のロス(労災、第三者賠償責任、物損、雇用賠償責任関連など)の記録を元に、未決済(係争中)のロスについては、年次で、たとえば6%とか12%とかを掛けて、ロス係数を出す。その係数で、実際のロスの価値を、現在値ではどれほどになるのかを見て、また、ロスの処理傾向を見て、果たして、次年度の保険の免責額をどうすれば、保険料率は、どう変わるか、などを計算して、保険を買うのか買わないのか、また、買う場合の免責額を幾らにすれば、保険料はどう変わり、自社に一番有利になるのか、を、判断し、それを、会社トップに報告するのが、リスク管理責任者の仕事だということになる。(ロスが減ることは、資産が増えると考えろ、と。)

火事があったら、どれだけの損害があるのかをドンブリで勘定し、と昔やっていたやり方は、全く通用せず、係数管理の世界で、以前、アクチュアリと言われた人達が計算していたのを、今は、すでにスマホやネットを使って、作業している。試験には、そうした表やスマホの持ち込みはOKだから、計算自体に重きを置くのでなく、数字をどう解釈するのか、企業目的に適った保険のプログラムをどう作製するのか、が、点数に響く(と、説明していた)。

実際に試験を受ける人達(は殆ど、私より20か30は若い)は、熱心にスマホの計算機を扱いながら、計算しているところを見ると、アメリカ人は、算術が下手だ、などと昔言われていたことが、全く通用しない世代が出てきたのだ、と、心強くも、また、もう私達の時代は終わった、などと、感傷的な気持ちも併せて、味わった。また、連日の内容の敷衍で、前日の話を忘れたりすると、とんでも無いところで、略語の内容が判らず、アセってしまい、それでなくとも、もう自分の人生はダメだ、などと諦めた途端、略語がハッと思い出されて、なんだ、こんなことだったのか、と、ちょっぴり安堵したり、という一幕もあった。セミナーの主宰者側は、大半、高齢者だったのも、私と同様の経験をしているのではないか、と安心したりして。

金曜の5時に終了して、2時間半掛けてのドライブは、セミナー出席とはまた別のキツイ経験として、心に残る経験でもあった。

教本は、いづれ、日本での代理店の若者にも参考になる部分もあるかと、これは、今後の課題となるだろう。歳を取っても若者が興味を持つことに同じ興味を持てるのは、有り難いこと、と、前向きに考えてみるのもいいことだ。ツッパることも必要かもと妙に納得。夜目のドライブで、ブロンクスで迷子になったことも、高齢者の図々しさで乗り切ったのも、息子の顰蹙を買ったのではあったが。

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