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東日本大震災の立ち位置 

 250px-Techtonic_of_Tohoku_region_as_2011_earthquake[1]

3月11日午後2時46分(現地時間)に日本の東北陸側を襲ったマグニテュード9の大地震は、地震、津波もさることながら、余震、東電福島第一原発基地での損害・被害が現在も続き、予断は許されない。発生以来、あちこちのネット、報道から得られる情報は、質量共にこれまでと比較にならないほどであり、その膨大な量に圧倒されて、無力感を感じさせている。12日近辺に報告された事実も、翌日には書き換えられ、コメンテーターの話も、常に、【現在の時点では】という留保つきである。
私自身、地震・津波は、保険のリスクとしては扱っても、今回のような規模の事態には出会ったこともなかったので、このブログに載せるのも、むしろ、自分の無知と反省の報告になってしまう。
当初、私の目を引いたのは、Advisenという保険業界関連のニュースを毎日速報でネットで送ってくれる会社の記事だった。(サイトは、http://fpn.advisen.com)
3月12日版で、M8.9 Earthquake Near the East Coast of Honshu というタイトルで、前代未聞の規模の地震が起き、津波に晒されている、という記事。実は、Advisenは速報紙で、見出しは教えてくれるものの、元の原稿をそのまま出している訳ではない。そこで、タイトルをコピペで、グーグルに入れると、出てきたのはEQECATというリスク管理の調査・コンサルタントの会社で、大規模な災害・事故などの分析調査を引き受けている民間組織が出している報告書。
Preliminary Discussion of Impacts From the March 11, 2011 M8.9 Miyagi Event(2011年3月11日の宮城災害の影響についての見込み)前文は以下。
http://www.eqecat.com/pdfs/m8-9-japan-earthquake-eqecat-preliminary-report.pdf
その頃(12日、13日前後)は、日本の新聞、ネットでは記事が錯綜し、情報は氾濫して、実際の処、どうなっているのか、まさに、戦場の阿鼻叫喚をそのままヴィデオに載せて流す、という印象であった。その中で、この報告書は、私に一定の道筋を与えてくれた。
11日にあった地震・津波について、12日には既に被害総額の予測(100Billion)を立てている。
計上されたのは以下を含む(予測のみ)
被災地域の200万の家屋の30%が倒壊 
工業地区ではホンダ、トヨタ、日産、ソニーなど工場が臨時閉鎖 
自動車の津波による被害
火災による損害
高速・輸送などのインフラの損害
港湾施設・船舶の損害

だが、よく読んでみると、この報告書は、USGS (US Geological Survey 米国地質調査所)に基づいているが、同時に、HERPという組織からの情報を織り込んでいるとある。HERPとは、(Headquarters for Earthquake Research Promotion地震調査研究促進本部)で日本の文部科学省の組織である。HERPの図解は、災害後瞬時にして、調査結果を出すと言う点では、米の機関にひけを取らない。

世界が刮目する日本の科学技術は、地質学、気象学の面でも十分にある。ただし、それを日常の報道の中で有効に使っているのか、という観点からみると、どうしてもワイド・ショー式になってしまう面があるのではないか。能ある鷹だからと、わざとレベルを落とす、という「高度な」戦法が戦法である為には、今のうちに若い世代には、地震・津波を学問的に教える大人の智慧と報道の姿勢が必要だと思う。
私の恥を晒せば、MMSで震度は2度あがれば、エネルギーの量は1000倍となるから、8.2と8.9(最終的には9)の違いは、0.7どころではなく、16倍となる、ということも知らなかったのだから、大きなことは言えないが。

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